食事の写真、撮って終わりにしない。あとで見返せる4つの撮り方

スマートフォンのアルバムに、食事の写真だけがたまっていませんか。撮るところまでは続いたのに、見返す日が来ないまま、いつのまにか撮らなくなる。そんな覚えはないでしょうか。

見返さなくなるのは、意志が弱いからではありません。あとから開いても「この日はこれを食べた」以上のことが読み取れないからです。手がかりが残っていなければ、次に開く理由も見つけにくくなります。

変えるところは撮る枚数ではなく、1枚に何が写っているかです。ここを変えると、同じ手間のままで、あとから読み取れるものが増えます。

今日のポイント見返せる写真かどうかは、きれいに撮れているかでは決まりません。あとから主食・主菜・副菜がそろっていたかを数えられれば、それで足ります。

数えるものを、先に決めておく

あとから何を数えるのかが決まっていないと、撮り方も決まりません。おすすめは、主食・主菜・副菜。この3つがそろっていたかどうかだけを数えることです。

厚生労働省と農林水産省の「食事バランスガイド」では、料理を主食・副菜・主菜・牛乳乳製品・果物の5つに分けています。写真で数えるのは、このうち3つで足ります。

主食はごはんやパン、麺。副菜は野菜やいも、大豆を除く豆類、きのこ、海藻。主菜は肉や魚、卵、大豆製品です。昼食をこの3つで組み立てる考え方は、別の記事「コンビニ昼食で迷ったら。主食・主菜・副菜をそろえる3ステップ」にまとめてあります。

グラムやエネルギー量を写真から言い当てるのは無理があります。けれど「主菜が写っていない」「副菜が小鉢ひとつだけ」くらいなら、あとから見ても分かります。数えるものをこの粗さに決めておくと、撮る側の負担も一気に軽くなります。

あとで見返せる4つの撮り方

専用の道具は要りません。立つ位置と画角を少し変えるだけで、1枚から読み取れる情報が増えます。

撮り方 01

少し上から、食卓の全体を1枚に入れる。皿に寄って撮ると、何が抜けていたかが分からなくなります。

撮り方 02

汁物と飲み物も同じ1枚に入れる。汁物の具は副菜にあたることが多く、外すと副菜をひとつ数え落とします。

撮り方 03

箸やマグカップなど、大きさの目安になるものを一緒に写す。毎回同じ茶碗、同じマグカップが入っていれば、盛りの多い日と少ない日の差が写真だけで分かります。

撮り方 04

食べ終わりをもう1枚撮る。定食のごはんを半分残した日と全部食べた日は、最初の1枚だけでは同じに見えます。

4つ全部をやろうとすると続きません。まずは01だけで十分です。少し上から食卓の全体を1枚に収めます。

写真に写らないことだけ、一言で足す

食べ終わりの1枚まで撮っても、写真だけでは残らないものがあります。調理法、味の濃さ、食べた時間、そしてそのときの気分です。

読み取れない残し方

料理の写真だけを、時間も気分も添えずに撮りためる。

読み取れる残し方

1枚に、写真に写らないことを一言だけ添える。「揚げ物」「20時」「疲れて早食い」など。

長い文章にする必要はありません。単語ひとつで構いません。厚生労働省のe-ヘルスネットは、いつ、どんなときに、どのようなものを食べて、どのように感じたかが分かると、課題や改善点を目に見える形にできると説明しています。感想は写真の外にしか残らないので、そこだけを補う形です。

気分を書くのは、反省するためではありません。同じメニューでも、忙しかった日と落ち着いていた日では食べ方が変わります。あとで並べたときに、その差が見えるようにしておくためのものです。

撮り忘れた日を、空白のままにしない

写真に写らないことを一言添えるやり方は、そもそも写真を撮れなかった日にも使えます。撮り忘れる日は出てきます。会食の席。外で急いで食べるとき。家族と食卓を囲んでいて、スマートフォンを出しにくいとき。撮れない日があるほうが自然です。

そこで、撮る場面をひとつだけ決めます。「夕食だけ撮る」「平日の昼だけ撮る」。全部を狙うより、1日1枚が7日ぶん並ぶほうが、あとから読めます。e-ヘルスネットも、できない日があっても落ち込まず、複数日で調整するなど計画に柔軟性を持たせることが大切だとしています。

それでも撮れなかった日は、メニュー名か時間を一言だけ書いて埋めます。並べたときに日が抜けていないほうが、1週間の形が見えます。

週に一度、並べて数える

写真がたまってきたら、見返す日を決めます。まずは週に一度、開く日を決めておくと続けやすくなります。頻度は生活に合わせて調整して構いません。アルバムを日付順に開いて、主菜が写っていない日と、副菜が入っていない日を数えます。

数えておくと、次の1週間で足したいものを決めやすくなります。抜けが多かったほうを、ひとつだけ足します。副菜の抜けが3日あったなら、次の1週間は副菜をひと皿足します。両方が抜けていた日が多ければ、主菜から決めます。

1週間たったらそろっているかを採点する前に、抜けた日が何日あったかだけを見ます。その日数が減っていれば、記録としては前に進んでいます。

点をつけずに見返す

ここで気をつけたいのは、点をつけないことです。別の記事「食事記録が続かない人へ。カロリー計算より先に書きたい3つのこと」でも書いたとおり、記録の目的は自分を責めることではなく、次の一食を少し選びやすくすることです。見返していると、数えるだけのつもりが、いつのまにか反省会に変わります。

AIボディコンパスでは、AIパートナーの「ポラ」が食事の写真をもとに一言添えたり、日々の会話から好みや生活リズムを覚えていったりします。そのうえで健康管理士が伴走し、食事への一言コメントや週1回のふりかえりメールで、習慣づくりを一緒に進めます。サポートの内容はプランによって異なります。詳しくは公式ページをご確認ください。

ポラや担当者に見てもらう前提なら、全体が写っている1枚のほうが伝わります。撮り方も、そちらへ自然に寄っていきます。変化の出方には個人差があります。

なお、AIの一言も担当者からのコメントも、医師の診断に代わるものではありません。体調に不安がある方、治療中の病気があって食事の指示を受けている方は、医師などの専門家にご相談ください。

まずは1枚から

今日の一食から始められます。少し上から食卓の全体を1枚に収めます。数えるのは主食・主菜・副菜の3つだけです。写真に写らないことは一言だけ添えます。撮る場面もひとつに絞ります。この4つの決めごとで、来週アルバムを開いたときに読み取れるものが変わります。

参考にした公的情報

この記事は、次の公的情報をもとに書きました。料理の区分は、執筆時点で公開されている内容によります。

よくある質問

毎食撮らないと意味がありませんか?
毎食でなくて構いません。撮る場面をひとつに絞るほうが続きやすく、あとから並べたときにも読み取りやすくなります。e-ヘルスネットでも、できない日があっても落ち込まず、複数日で調整する考え方が示されています。
撮った写真は消さずに残しておくべきですか?
アルバムに残しておけば十分です。日付順に並ぶので、あとから1週間分をまとめて見返せます。専用のアプリへ移し替えなくても構いません。
写真を撮るだけで体重は変わりますか?
写真そのものが体重を変えるわけではありません。目的は、見返したときに次の一食を選びやすくすることです。変化の出方には個人差があります。

食事の記録の続け方を相談したい方へ

AIボディコンパスは、お近くの健康管理士をご紹介し、担当の専門家が伴走するサービスです。効果には個人差があります。気になる方はお問い合わせフォームからご相談ください。

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